ミネフジツボの試食付き『フジツボ夜話』開催(9/30)
貝のようだが貝ではなく、幼少期はクリクリした目で泳ぎ回り、ある者はカメの甲羅の上だけを永住の地と定め、そして、東北の水産業にとって未来の目玉となる可能性も秘めている。その不思議な姿形はチャールズ・ダーウィンを虜にし、食べれば高級食材として海原雄山をも唸らせる。身近なようで、実はほとんど知られていないフジツボの魅惑の世界へようこそ。日本でも数少ないフジツボの専門家たちが八戸に集まり、「生物としての魅力」から「食品としての美しさ」まで、一晩でフジツボを語り尽くします。
<あおもり元気企業チャレンジ助成事業(公益財団法人21あおもり産業総合支援センター)>
開催要項
日時
平成29(2017)年9月30日(土)18:30~20:30(18:00開場)
会場
八戸ポータルミュージアムはっち(青森県八戸市三日町11-1)
内容
『魅惑のフジツボ豆知識・トップ20』
[講演者]倉谷 うらら 氏(岩波科学ライブラリー「フジツボ 魅惑の足まねき」著者)
<プロフィール>
海洋生物研究家。英ウェールズ大学バンガー校卒。日本付着生物学会会員(運営委員)。海の無脊椎生物(背骨を持たない生き物)、特にフジツボやカイメン、コケムシなど「固着して生きる海洋生物」に果てしない魅力を感じる。岩波科学ライブラリー「フジツボ 魅惑の足まねき」著者。
『東北におけるミネフジツボの生態』
[講演者]加戸 隆介 氏(北里大学 名誉教授)
<プロフィール>
1982年、東京大学大学院農学系研究科水産学専門課程博士課程修了(農学博士)。北里大学海洋生命科学部教授を2017年に定年退官し、現在は北里大学名誉教授。フジツボ類の分布、生態、幼生形態、防除・有効利用を中心に研究を行い、最近は外来フジツボについて調査研究中。
『健康食材としてのミネフジツボ~ミネフジツボの健康増進パワー!~』
[講演者]山田 秀俊 氏(岩手生物工学研究センター 主任研究員)
<プロフィール>
2008年、鳥取大学大学院医学系研究科博士後期課程修了(機能再生科学博士)、東北大学大学院医学系研究科を経て、2009年より岩手生物工学研究センターに所属。2017年、イサダに関する研究で若手農林水産研究者表彰・農林水産技術会議会長賞を受賞。フジツボに将来性を感じ、八戸学院とのフジツボ研究プロジェクトに参画。
『フジツボ養殖技術の現在~ここまで来た養殖技術と高級食材ビジネス・モデル~』
[講演者]鶴見 造一郎(八戸学院大学 特任教授)
<プロフィール>
1981年、北海道大学水産学部水産化学科卒。化学メーカーで船底防汚塗料、漁網防汚剤の研究開発に従事。科学技術振興機構伏谷着生機構プロジェクトに研究員として出向後、2012年より愛媛大学南予水産研究センター准教授、2017年より八戸学院大学ビジネス学部特任教授。完全剥離フジツボによる地場名産品ビジネスを目指す。
むつ市川産ミネフジツボの試食
※ミネフジツボの試食を提供予定ですが、天候等の理由で提供できない場合がございますので、
予めご了承ください。
※フジツボはエビ・カニの仲間の甲殻類に属します。エビ・カニに対するアレルギー症状を
お持ちの方はフジツボの試食はご遠慮ください。
定員
60名(先着順。定員になり次第、締め切らせていただきます)
参加費
無料(むつ市川産ミネフジツボの試食付き/飲み物代別)
申込方法
平成29(2017)年9月24日(日)までに専用申込フォーム(www.taberu-fujitsubo.com)にて
事前予約が必要です。参加予約がない方はご入場できません。
※ミネフジツボの試食を提供予定ですが、天候等の理由で提供できない場合がございますので、
予めご了承ください。
※フジツボはエビ・カニの仲間の甲殻類に属します。エビ・カニに対するアレルギー症状を
お持ちの方はフジツボの試食はご遠慮ください。
申込締切日
平成29(2017)年9月24日(日)
※定員になり次第、期日前でも締め切らせていただく場合がございます。
お問い合わせ先
八戸学院地域連携研究センター
〒031-8588 青森県八戸市美保野13-98
TEL:0178-25-2789 / FAX:0178-25-1968
主催
八戸学院地域連携研究センター
後援
八戸市(予定)/青森県(予定)/公益財団法人 青森県栽培漁業振興協会
支援
あおもり元気企業チャレンジ助成事業(公益財団法人21あおもり産業総合支援センター)